老後の資産形成制度iDeCo。加入すると原則60歳まで積み立てたお金は引き出せないのがデメリットですが、それ以外は良い制度だとおもってます。でも60歳になる前に、もし死亡してしまった場合は、積み立てたお金はどうなってしまうのか?気になってしまいました。
今積み立ててるiDeCo、60歳まで受け取れないのはわかったけど、もし自分が死んだらどうなるのかな?そんな疑問について調べてみました。
2022年11月現在、iDeCoは老後の資産形成を目的とした制度のため、一度加入すると原則60歳になるまでお金を受け取ることはできないとなっていますが、以下の「まさか」のことが起きた場合には、例外的にお金を受け取ることができるようです。
1.「死亡した場合」・「大きな障害を負った場合」
心配している、加入者が死亡した場合に受け取れるお金を「死亡一時金」
大きな障害を負った場合に受け取れるお金を「障害給付金」
といいます。
死亡した場合は、遺族は「死亡一時金」としてまとめてお金を受け取ることができます。(分割で受け取ることはできません)
ただし、
死亡一時金を受け取るためには、加入者の死亡後5年以内にその支払いを求める手続きをおこなう必要があるので覚えておきましょう。
注意①
死亡一時金を受け取る時には相続税がかかります。
※ただし法定相続人1人につき500万円までが非課税となる優遇措置があり、通常の相続財産より税金面では有利。
注意②
先述のとおり加入者の死亡後5年を過ぎてしまうと死亡一時金として受け取れなくなる。
お金が戻ってこなくなるわけではありませんが、死亡一時金として請求するより複雑な手続きが必要になるうえ、「法定相続人1人につき500万円」までの非課税限度枠がなくなってしまいます。5年以内に手続きを済ませるようにしましょう。
もう一点、60歳を超えてiDeCoで年金形式(分割)でもらっている最中に死亡した場合でも、残りの資産を遺族が受け取ることができるそうです。
上記のことも考えると、iDeCoは使えるタイミングこそ後になりますが、加入者の死亡後5年以内に申請しさえすれば遺族が無条件に受け取れるもので、加入者が生前に積み立てたお金が無駄になるというデメリットはなく、最終的には損がない備えになると思います。
先が見えないからこそ、私も引き続きコツコツと続けていきたいと思います。
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