【転職相談】やりたいことが、見つかりません

転職の相談事例

 

 

こんにちは。ぼくは今年28歳になる会社員です。結婚を控え、今の会社の将来に不安を感じており、転職を考えています。高校を卒業し、すぐに就職をしたので、今の仕事が好きというわけではありません。この際なので、やりたい仕事についてみたいと考えています。ただ、やりたいことがどうしてもみつかりません。本当は何をやりたいか、自分でもわかりません。でも、なんだか毎日無駄に過ごしてるようで焦っています。どうやったらやりたいことが見つかりますか?おしえてください。(岩手県/Oさん27歳)

いつも面談を通じて、こういう風に現状に満足していないと考えている人は、偉いなあとおもいます。

年齢は関係ないとおもってますが、20代~30代前半の方が多く、また40歳前後にも多いと思います。「やりたいことをやりたい」と思うところからがスタートだと思いますので、なるべくやりたいことに時間をかけれるというのは幸せなことですから、探すのはよいことだと個人的には思います。

ただ、みんながみんなやりたいことをやってるわけではないですし、やりたいことを無理に見つける必要もないと思います。やりながら、これこそ自分のやることだ、と気づいていくこともありますので、方法としていくつか列挙してみたいと思います。

1.自己を振り返ってみる
 仕事をしていると、あまり振り返る時間がありません。結婚や出産などのライフイベントや病気などでの長期で仕事から離れるの時に、振り返り、先を考え転職の相談をされる方も多くなるのも頷けます。最近ですと、「このままで大丈夫でしょうか?」という不安からのご相談も増えています。
「振り返り」は、面談中にも促すほか、面接前の打ち合わせでは必ずサポートする内容でもあります。質問者のような段階の方には、「自分の強みがわかってない方」や、「今の自分に漠然と不安がある方」、「現状に不満がある方」、「転職に踏み切れない方」など様々です。過去、現在、未来の時間軸で先のことも考え、まずはどうなりたいか、またそれになるために行動するかどうかを決める必要がありますのでヒアリングをさせていただいております。
・あなたの強みは何ですか?ほかの方から褒められることは?
・あなたはなぜこの仕事を選んだんですか?
・あなたは何をすることが好きですか?
・どんなことをしている時がたのしいですか?
など、自分に投げかけてみてください。
「やれること」「やらなきゃいけないこと」から離れて「やりたいこと」「やりやすいこと」を取り出してみるのもよいと思います。過去を振り返るには、「それはなぜか?」となぜを多用すると深堀ができます。面談の良いところはそれを人との対話で引き出してくれるので自分で気づかないことに気づけるところが良いところだと思います。

2.周りの目を気にしない
 友達、親など周辺を気にすると、誰かとの比較になるので息苦しさを感じると思います。仕事に貴賤はなく、働くことは誰かのためになっていることですので、胸を張ってください。40代で初めての転職をする方もたくさんお手伝いしてきており、中にはやりたいことについた方もおります。
主に周りの目で気になるのは、
・年間休日数
・残業時間
・年収や月給
・有名か有名じゃないか
・流行りの職かそうじゃないか
など、人と話したときに気なることがほとんどだと思います。やりたいことなのか、自慢したい条件なのかそこは分けましょう。やりたいことが見つかったら、その仕事や職業につくにはどんな経験や資格、条件が必要か、調べて取得しましょう。そして、未経験からでも、条件を下げてでも経験を積むといった考えが必要となります。残念ですが、今の日本で、未経験まっさらで、同じ年齢の方といっしょに評価されるのは新卒だけです。転職市場ではライバルとの争いになるので、経験を取るのも大事だと思います。

3.目の前のことをとことんやってみる
 目の前のことに「ハマる」ということもお勧めです。わからないことはつまらないこと、だと思っています。野球やサッカーなどもルールがわからなければ面白くないですし、選手の背景など情報を知れば知るほど面白くなります。仕事も同じで、やってるうちに面白くなります。特に、自分に成長を感じると面白さを感じます。
ポイントとしては以下、
・自分で考えて行動すること
もっと良くすることはないかと考えて、行動することが第一歩です。
・何か毎日続けてみる(定点観測)
毎日続けながら、記録することで成長を感じます。営業の仕事なら、話し方について声のトーンや、スピード、口の開き方、話の組み立て方など、1%の改善を毎日すると決め続けるだけでも楽しくなると思います。今の仕事を一生懸命やることで、実はやりたいことなんじゃないか、と思えることもありますのでやってみてください。

4.必要な努力をすること
やりたいことをやるには、相応の努力が必要です。調べるのももちろんですが、会社に入る際は、会社にとっての必要な人材にならないとならないからです。独りよがりに、やりたいといっても、ライバルもいますので、簡単ではないでしょう。そして、ほとんどの人は少し動いてやめてしまうでしょうから、「やりたいこと」をやるのは難しいことなのかもしれません。ただ逆にやりたいことに向かってる人は生き生きしますし魅力的です。現在の仕事をしながら並行して学ぶ、勉強する、行動するということが近道じゃないでしょうか。

まとめ
「やるぞ」ときめること
まずは、こうしようと「決めること」が大事だと思います。行動からしか、変化は起こりません。また「ノーペイン、ノーゲイン」といいますが、望ましいことを得るには多少のリスクも冒すことが必要となります。選ぶのは自分であり、後悔するのも自分です。
人それぞれ考え方ですが、90歳のおばあちゃんが死ぬ間際に「60歳の時にピアノを始めればよかった…、やってれば30年もできたんですもの」と後悔した話があります。「自分はもう年だから、今からやっても無駄だよ」といっているとあっという間に老けてしまうのでは?と思ってしまいます。
あなたにとっての失敗とはなんでしょうか??
「やるぞ」と決めたことがうまくいかなかったら失敗でしょうか?
かっこ悪いですか?誰にかっこ悪いですか?
チャレンジすることに無駄はないと思ってます。結果が出なければやらなくても同じと思っている人がいるから苦しくなっているのかもしれませんし、まわりに強要する人がいて嫌な思いをしたことがあるのかもしれませんが、自分で始める分にはだれにも迷惑もかかりません。一緒に頑張りましょう。
ではまた。

>>>プログラミング未経験からSEになった43歳
>>>工場のライン勤務からSEを目指すことにした26歳

※ご相談者は、実在者をモデルとした架空の人物です。ご了承ください。

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