【転職ニュース】企業選びに変化/求人数、コロナ前水準に(エン・ジャパン調べ)2022/01/06 日経

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転職、求人等の業界にまつわるニュースをピックアップしていき、記録として残します。

新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいた求人数が回復している。人材サービスのエン・ジャパンによると、2021年11月の求人数はコロナ前の19年11月比で同水準に戻った。20年5月には同45%まで落ち込んだ。ただ、専門職や経験者を重視する傾向が続く。

『エン転職』1万人アンケート(2021年12月)
「新型コロナ後の企業選びの軸」調査
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2021/28102.html

約4割が、新型コロナウイルスを経験し「企業選びの軸」に変化があったと回答。
特に重視するようになったこと、
第1位は「希望の働き方(テレワークなど)ができるかどうか」。
ー『エン転職』ユーザーアンケートー

【調査概要】
①新型コロナウイルスを経験し、「企業選びの軸」に変化があった方は38%。変化があったと回答した方が多い業種は「コンサル」「マスコミ」「IT」。

②新型コロナウイルスを経験し、企業選びの軸で重視するようになったこと、トップ3は「希望の働き方(テレワークなど)ができるか」「勤務時間・休日休暇・勤務地が希望に合うか」「企業・事業に将来性があるか」。

③企業選びの軸を見つけるときにやっていること、「インターネット・SNSで情報収集する」「転職で叶えたいことに優先順位をつける」。自分で調べ切れなかった企業情報、第1位は「職場の雰囲気」。

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コロナから日数がたちますが、この記事とデータにある通り、企業から求人数が増えてきています。地方はこれに半年ほど遅れてくるとは思いますが、全体的にアフターコロナに向けて短期的にとらなかった人員をとりも同そうとする動きがあるとおもわれます。

加えて、システム開発会社やIT系のエンジニアを募集する企業はこぞって地方戦略を進めており、エンジニアの人員確保が成長につながると経験者の取り合いも始まっています。
②のような、リモートワークについても一般的な業界では大手以外は稀であるなか、IT系は非常に前向き。東京から地方へ進出する企業につられて、リモートワーク以外でも休日数の見直しや、残業の見直しなど、いわゆる働き方改革が行われてきております。地方でも自社開発の企業は特に人材に投資できる基盤をつくりつつあるようです。

今後地方の企業は、急いで、そういったIT企業や自社開発の企業に合わせて、労務改善が必要となります。利益に直結しないと後回しにしていたやるべきことを今すぐやった企業のみ生き残っていくと思います。実際に労務が悪い会社の淘汰が求職者によって行われ始めています。

「職場の雰囲気」を重視するという回答も非常に実感値があります。
ここに関しては、我々転職エージェントの出番であろうかと思います。企業側からの説明より、企業の見学や働いている人との面談が一番だと思いますが、できない場合は、エージェントに聞きましょう。実際に入社してみないとわからないのが前提ではありますが、人事や社長と密にやり取りができている優秀なエージェントならある程度の予測をもとに答えられるところです。企業、エージェント、求職者がいかに真摯に取り組むかというところではありますが、特にエージェントは誠実であるべきと私は考えます。
ちなみに、企業側からの要望も、キャリア一辺倒から、当たり前ですが「いっしょに働きたい」と思えるかという部分にも重点が置かれてきているような気がします。人間性の向上にも努めていきたいところですね。

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