【転職不安解消】20代30代からの将来貯金・老後資金不安の対策【part3】私のideco&つみたてNISA、開始から約一年の実績

転職とお金について

前々回(part1)前回(part2)からの続きです。
※この記事は、はじめての資産運用を考えているが、なかなかはじめられない人に向けて書いた記事です。私もはじめたばかりですので一緒にやってみましょう。

CONTENTS
【part1】
1.国策に売りなし?時代は「貯金」から「投資」へ
2.今や義務教育「ideco」「つみたてNISA」とは?
【part2】

3.私のきっかけは前職での勉強会、そして転職
4.「3000円投資」本を見つけ準備を始めた

【part3】

5.私のideco&つみたてNISA、開始から約一年の実績
6.まとめ:小さくても、やってみることが大事

5.実録:ideco&つみたてNISA、開始から約一年の実績
行動力がある方ではないので、いろいろやるまでに時間がかかってしまいましたが、2020年1月にから本を読んだり、Youtubeをみたり、できるだけ情報を集め準備を開始。証券口座開設(楽天証券)や、専用銀行口座(楽天銀行)の開設、「iDeCo」「つみたてNISA」の申請(銀行での商品解約、NISAからの変更)、iDeCoの設定を会社に依頼などをはじめ、2020年6月からスタートすることができました。運用方法については本(はじめての人のための3000円投資生活(横山光昭・アスコム))に従って素人でも始めやすい株式投資として「インデックス投資」と呼ばれる方法を選びました。

※「インデックス投資」とは、例えばトヨタなどひとつの株だけに投資する(個別株集中投資)ではなく、トヨタも日産も、ソニーもファーストリテイリングも入っている詰め合わせパックのようなものです。私はいろいろ見て、日本の日経225、米国のS&P500に連動するemaxisS&P500や、全世界株等を試しながら、現在はS&P500連動のインデックス、米国株のインデックスに落ち着いています。

(1)元本割れリスク、資産の目減りリスクがあるのでイメージを
私が始めたタイミングはコロナで大きく株価が下がったあとで、不安がありましたが、「はじめる時期は関係ない」「少額でもはじめることが大事」「今日が一番若い日」という言葉にも後押しされ、はじめることができました。

はじめてから1年少々ですが、気をつけなければいけない点としては「元本割れ」(投資額以下になる)があります。

イメージを掴んでいただくため、下記に図を用意しました。過去5年の日本の代表株価(日経平均・青線)と、アメリカの代表株価(S&P500・黄線)を例にとって話します。
2020年、コロナが本格化し3月20日に底値。当時としては、持っていた資産が1~2日で30%も減ったということが起きています。例えばに300万の資産が一気に210万になったということと同じですので、多くの方が狼狽されたと思います。その後は回復していき現在は底値から、日本は約166%、米は約191%と回復しています。ただ、その時は良くなるのか、もしかしたらこのまま上がらないのではないか、という不安の中経済が動いていますので、これほど良くなるとはだれも予想できていない状況でした。

※日経225、S&P500の5年値動き

そういう状況の中なぜはじめられたのかいうと、歴史的にインデックスのように世界全体や国全体の企業に投資する株価(指数)は人口とともに上がってきており、「世界の人口が増えていけば経済は好転する」という事実があるから言えます。「まずはやってみよう」という性格もありますが。。

上記のリスクと隣り合わせでも試してみたい、そう思う人は未来の心配へ手を打つ、なんとなく不安を解決するための一つの手段として検討してみてください。

(2)インデックス投資に向く人向かない人
iDeCoもつみたてNISAも15年~20以上の長期の運用をし資産形成することに適しています。1ヶ月や2カ月の間に株価が買った時より上がったから売って利益にして稼ぐ、というより「積立して育てていく」資産運用となります。短期間で爆増を狙おうという方法ではありませんので、以下に当てはまる方はやめておきましょう。

【向かいない人】
①短時間でたくさん増やしたい人

②積み立てたお金がすぐに生活に必要になる人
③自分で情報収集をしない人

まずは、①のように今すぐお金を増やしたい、そんな少しずつしか稼げないならやる意味ないよ、と思う方には向きません。また、先の図に示している通り、時に資産が30%ダウンする、ということも起こりえます。少し前だと2008年のリーマンショック、日本でいえば2011年の東日本大震災などもありました。おおむね10年周期で何か起きており、今後も起こりえると思った方がいいです。そのため、②のようにお金に余裕がつくれない、余裕資金がない場合はやめておいた方がいいでしょう。もしくは支出の見直しをお勧めします。

今回のコロナで先述のように、300万の資産が210万になってしまったときに売った方は-90万でしたが、そのまま持ち続けた方は今現在で約400万(S&P500の場合)になっており、当初の300万からは+100万のプラスとなっています。そのため、しっかりと未来に向けた長期の計画、ライフプラン(マネープラン)を立てる必要があります

逆にiDeCoやつみたてNISAに向く人は以下の通り
【向く人】
①リスクを最小限に長時間かけてお金を増やしたいコツコツ派
②生活に余剰資金がある
③自分で情報収集し、自己責任で運用できる人
④若い人、長生きする人

①のコツコツ派にはお勧めです。余剰資金はライフプランの回でも話しましたが、今の生活の中で多く払ってしまっているものを見直し省けるお金があれば生活レベルを大きく下げることなく、できる分から積立に回せばOKです。③の情報収集は集め始めると興味がでます。
私自身、全くのゼロから準備から1年半ほど本やYoutubeから情報を得るのが楽しくなりました。実益が伴うのでお勧めします。私は家計の見直しで、iDeCo23,000円/月とつみたてNISA33,333円/月を捻出して積立てています。厳しくなったら月々を減らせばいいだけだと思ってます。どちらかだけ、月5000円だけでも初めて見るといいと思います。

個人的にはド素人ですが、興味をもってインデックスの長期投資を資産形成の軸として継続、ヘソクリは高配当ETFや日本個別株など少額ながら試してみて、小遣い増やしのチャレンジもしてみてます(笑)。

(3)はじめる前に目的を必ず決める、自分にとって大事なことを決める。
私の目的は「老後資金づくり」と決めています。儲けたら売るようなスタイルではなく、20年くらいでの長期での計画で増やしていこうという考えです。例えば「1年で今ある貯金を倍にする」などはインデックス投資ではできません。また、長ければ長いほどよい結果が出ていますので、貯金の代わりに投資に回す、子どもが生まれたタイミングでつみたてNISAをはじめ「こどもの大学の教育費・仕送り代」として積立もいいでしょう。
老後にお金を残しますが、何をしたいかが大事で、子どもが育った後に余裕のあり、活発な老人になりたいと思っています。
ただ、自分にとって大事なことは今やりたいことを大事にしたいと思っており

・子供と過ごす時間、特に体験できること
・自分にとって楽しいこと
・今やっておくべきことをやる

曖昧ですが、以上のことには限りあるお金の中で大事にしています。そのため、私の優先順位として、カッコイイ車に乗ること(遠くに楽に行ければOK)やブランドものを身に着けること(キレイであればOK)は目的として代用できますので、子どもと釣りに行く、ボルダリングを始めてみる、こうやってブログを書いてみるというのも、あとから振り替えって価値あることだと思っています。

 

5-1.idecoの状況と1年の運用結果
 楽天証券の口座を開き、iDeCoは2020年の7月からだと思います。ちょうど一年くらいの結果です。iDeCoは60歳までは現金化することができません。「年金の積み増し」を目的として積み立てています。もちろん元本を減らさない前提ですね。

頑張って月々会社員のMAXの23000円を積み立ててます。最初の2ヶ月はわからず始めたので20,000円でスタートしましたが、その後23,000円に変更し、丸1年が経ちました。
結果だけみると= +44,975円(+26.7%)

270,000円の掛金で315,055円に。
はじめたタイミングが、最初のグラフのようにコロナのどん底から急回復していくタイミングでしたので右肩上がりで利益が26.7%も出ているという結果です。ただ、回復していくかがわからないタイミングでの開始であり、不安をもってリスクを覚悟はしました。

当初は何を買えばいいかもわからず、とにかくやってみようと始めました。
調べるうちに、株価に連動する指数を 日経平均株価連動のインデックス「たわらノーロード 日経225」を30%、米株式連動型「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を40%、日本の債券にたわらノーロード 国内債券30%くらいでスタート。その後現在の全世界インデックス(楽天全世界)に落ち着きました。

現在の年齢としては安全な債権の割合増やすのが良いようですが、株の調子もいいですし、そもそもお金を増やしたいと思っているので、不安もありますが株式100%で積み立てています。そして現在私は、 「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」一択で当分積立てていきます。絶対減らしたくないけど増やしたいという人にはおすすめしてもいいと思いますが。全世界の上場株に連動(米国が6割+日本+他国)しており、リスクが分散されており、日本(日経225)や、米国のみ(全米、S&P500)に比べても安定してると考えたからです。よかったらご検討ください。

 

5-2.つみたてNISAの結果
 こちらもiDeCoと同じく楽天証券で行っております。今月で1年と2カ月。目的は同じで「年金の積み増し」です。減らしてはいけない虎の子であり、こちらも増やしたいお金。iDeCoと違うところは好きなタイミングで現金化できるところです。私の会社はおそらく退職金は出ませんので、「国民年金+厚生年金+iDeCo(65歳まで)+つみたてNISA(25年)+他株式」で老後の準備。iDeCo+NISAを退職金の代わりに考えています。ここまでして退職金が出れば上乗せになるのでラッキーくらいで考えようと。

つみたてNISAは月々33,333円、年間MAXの積み立てです。楽天カードでの引き落としにしています。カード引き落としだと引き落とし額の1%のポイントがつきます(現在)のでお得です。月々333ptは、年3600円だからなかなかのものです。※ちなみにidecoの分はカード引き落とし積立ができませんのであしからず。
結果= +87,321円(19.83%)

33,333円の掛金で527,650円に。
こちらもideco同様にいいタイミングでしたので多めのプラスとなりました。つみたてNISAも何度かの銘柄変更を経て、7月から日経225の割合を減らし、emaxsis全世界株式を多めに落ち着かせました。iDeCoと同じく株式(投信)一択で、リスクは承知で債券は現在はポートフォリオに入れておりません。結構アグレッシブ目。
※emaxis全世界が楽天全世界より手数料安いとおもいemaxisにしたが実際は大きく変わらず。

通常の成長では、年間5~7%と言われてますので現状は「非常に良い」と捉えています。ただ今後はそういう機会はなかなかないと思ってますので、想定は3~5%で考えるようにしています。将来的に5%平均で着地できたらよくできたと。多めの戻りは、コロナのタイミングに、リスク承知ではじめたからついてきたボーナスだと考えます。

 

5-3.シミュレーションし、イメージしてみよう
1年の結果を見てもらいましたので、こんどは、計画にあたり、金融庁の資産シミュレーションを利用してシュミレーションをしてみましょう。こちらは無料のツールで毎月いくら積み立てて、何%で運用するかを入れると何年後にいくらになるか、ということがわかります。
ポイントは、積立は毎月の積立額が積みあがるだけでなく、運用%分の利益が足され、そこにまた運用%がかかるという「複利」が計算されるということです。積み立てでいくらになるのか、未来を予測しましょう。足りない分がわかれば、働くモチベーションにもなるし、安心できる額であれば不安は和らぐでしょう。

では、ちなみに月20,000円の積み立て、現実的な5%、30年の運用で見てみましょう。

image unyo
月20,000円を積立てると、年5%の利回りで、30年後には16,645,173円になる。
という計算になります。図の青は積立の額、黄色は増えた分(利益)を示してます。出た利益を足した額に年々5%がかかっていくので、雪だるま式に増えてくるのがわかると思います。
見ての通り、期間が長いほど増え方が加速します。あくまでシミュレーションなので、5%の時もあれば、最初のグラフのように2%や10%の時、マイナスの時もあるかもしれません。ただ、銀行に預けて置いたり、家に現金を置いておくよりは、若いうち、早いうちに積み立てたりしておくのが現在は有効じゃないかと思わせるシミュレーションですね。
金融庁:資産運用シミュレーション

6.まとめ:小さくても、やってみることが大事
最初は面倒でも、はじめてしまえば 興味は広がります。
個人的にはじめてよかったこと、いい意味での副作用として、
・金銭感覚がまともになる
・価値を考えて行動できる
・経済に興味を持てる
・コツコツ積立てて複利の力を実感すると、努力が実るイメージがしやすい
・同じくコツコツ小さく始め、継続するとはじめて効果が発揮されるイメージがしやすい
・時間が長いほど得をするおという、「時は金なり」の本当の意味を知る
・経験は自分に残るので、何事も早めに体験経験したほうが得だなあと実感した
※その他、コロナで飲み会・外食が減ったことで、小遣いに余裕が(嬉)

どうでしょう?なんかイメージわきますかね。将来へのお金の不安は少しでも解消できましたでしょうか?一攫千金でパチンコや宝くじを買うのが私には性に合わないので、はじめてから1年ですが、しっくり来ています。
これからコロナやリーマンショックのような所有した資産が一気に半分に暴落する局面もあるかもしれませんが、過去振り返っても必ず回復してますので、続けていきたいと思います。

はじめてよかったことは、上記に記した通りで、ライフスタイルや考え方の面でも気づきがとても大きいです。20代から知っていれば今頃はもっとお金があって自由だったなーとかも思いました。

本業で転職相談者との面接前の準備打ち合わせのときもよくお話しますが、不安や緊張の理由は、知らないこと、予測できてないことだと思ってます。しっかり起きうることに備えて、準備をしておけばズレても微調整で済みますので緊張が和らぎます。
まずは小さくていいので一歩踏み出してやってみることをお勧めします。私は筋トレが続かないのですが、「毎日腕立て伏せ30回だけでいい」というゆるいルールから続けています!できなくても大丈夫、継続できたら自信になります。まずはいっしょにはじめてみませんか。

Part1、Part2はこちらから、【part1】【part2

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