【転職不安解消】20代30代からの将来貯金・老後資金不安の対策【part1】国策に売りなし?時代は「貯金」から「投資」へ

転職とお金について

転職には年収や仕事内容、今後の会社の成長性、WLBなどなど多くの変化の要素が絡みます。特に年収は、自分への評価として下げたくない、周りから見ても高い給料をもらいたいという理由の方の他に、今後家族や老後のためのお金はどうすればいいんだろうということを考えるきっかけにもなります。

私は相談を受ける際に、30代40代の家族がいらっしゃる方にはキャリアプランの他に今後必要なお金がどれだけなのか、考えるために「現状把握とライフプランニング」をお勧めしてます。まずは全体像を把握して、必要なイベントから逆算する考え方です。

今回はお金の心配のひとつ「老後の年金足りないんじゃない問題」について、わたしも老後対策として活用し始めた「ideco」と「つみたてNISA」についてお伝えしたいと思います。20代の方が始めれば長期間をかける分、銀行に貯金するよりも大きな成果が出る可能性があるため、若い方も読んでいただければ嬉しいです。
私のようなはじめての素人でも手間をかけずに増やせる仕組みでしたので紹介します。3回に分けて、ゼロから初めてちょうど一年の私の実例も交えてお伝えできればと思います。

CONTENTS
【part1】
1.国策に売りなし?時代は「貯金」から「投資」へ
2.今や義務教育「ideco」「つみたてNISA」とは?
【part2】
3.私のきっかけは前職での勉強会、そして転職
4.「3000円投資」本を見つけ、準備を始めた
【part3】
5.私のideco&つみたてNISA、開始から約一年の実績
6.まとめ:小さくても、やってみることが大事

1.国策に売りなし?時代は「貯金」から「投資」へ
ひと昔前、今の60代や70代以上の世代だと蓄財の成功事例としてみんながしていたこと、それは「貯金」でした。簡単に言えば、銀行やゆうちょにお金を預けるだけでお金が増える時代でした。
戦後まもなく貧しい日本では、「みんなで働いて貯金しよう、貯金して家買って、車買ってアメリカのように豊かになろう」という考えのもとに発展してきました。貯金は素晴らしい、貯金すれば幸せになれる、家を買えば成功者という時代でだったと思います。

実際に40年以上前の1974年ゆうちょでは4.32%、30年と少し前の1990年~91年、定期預金の金利がピークで6.08%(100万預ければ、1年で6万円もらえる)なんてこともあったくらいです。現在の定期金利は1年以上で0.002%前後ですので、時代は大きく変わり投資対象としての「貯金」は家の貯金箱にお金を入れておくのと同じで増えないのが前提となっています。
われわれ日本国民が30年間、今までの習慣を変えられず、せっせと貯金をしていた間、アメリカ国民は貯金以上の成長が期待できる株や不動産といった資産を購入し、資産運用を行い、着実に富を増やしていきました。日本では資産運用について学校でも教えてくれないし、親の教えは学校や友達同士でも「お金の話はしない」という風潮があり、知らず知らずにお金を増やすことから遠ざかっていた印象です。また、バブル時に株に失敗した方もいらっしゃるでしょうから印象はよくないかもしれません。

転職後、私が始めてよかったと思えることが「株式への投資」でした。給料減った分を補填せねば、小遣い減ったしヘソクリ増えないかなと、画策したわけです。そのなかで出会ったのが、国も推奨するidecoやNISAでした。

2.今や義務教育「ideco」、「つみたてNISA」とは?
 idecoやNISAは日本国民のほぼ全員が利用できて、購入時の入金額が所得控除、運用益が非課税であり、売却後の受け取りについて、税金が控除や非課税ということで税金が優遇されており、国が加入を後押ししているといってよいと思います。

私は2020年の6月から現在までこの「ideco」と「つみたてNISA」を少ない給料の中から積み立てていますので追ってその状況も報告します。その前にざっくりですがそれぞれの特徴をつかんでおきましょう。

1.1 「iDeCo」とは?
・「個人型確定拠出年金」の愛称
・国民年金基金連合会が実施
・会社員にとっては国民年年金、厚生年金、さらにもう一段の年金
・月々の積立て額は月額5000円から可能
・月額は会社員は2.3万、公務員1.2万、自営業6.8万円
・会社員なら会社へ依頼して、控除の手続きをしてもらう。

<運用方法やメリット>

・掛金が全額所得控除になるので、掛金が多いほど税金が軽くなります
・自分の選んだ運用商品(定期預金、投資信託、保険商品)で掛け金を運用します。
・掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上優遇が受けれるので、税金対策になりお得。利息・運用益は非課税!

<注意したい点>

・60歳になるまで下せない
・投資信託は掛け金より少なくなることがある(元本割れ)
通算加入者等期間が10年以上必要
・受け取り方は3種類
①一時金として一括で受け取る
②年金として受け取る
③一時金と年金を組み合わせて受け取る
※2021年6月現在。さらに詳しくは「iDeCo公式サイト」

iDeCoでは、投資信託に踏み込めない人用に、元本割れにならない慣れ親しんだ「定期預金」も対象となっていますが、個人的には投信でよいと思ってます。

1.2 「つみたてNISA」とは?
・非課税期間が5年で年間投資上限が120万円の「NISA(一般NISA)」と、非課税期間20年と年間投資上限が40万の「つみたてNISA」がある。
・つみたてNISAは年間40万なので、ならすと月33,333円の積立て。年間一括も可能。

<運用方法やメリット>
・つみたてNISAの選択肢は「国が定めた基準を満たした投資信託」
・自分で選んだ投資信託へ投資し運用します。
・対象商品にかかる配当金・分配金、売却益にかかる約20%の税金が非課税。つまり本来、投資で得られた利益(運用益)にかかる約20%の税金がゼロになるお得な制度

<注意したい点>

・投資信託は掛け金より少なくなることがある(元本割れ)

・非課税期間は20年限定

・すぐに現金化できますが、売り買いを頻繁に行うと年間40万の枠がなくなるので注意
※2021年6月現在。さらに詳しくは金融庁「NISAとは」

iDeCoもつみたてNISAも株式投資を行うので、証券を購入できる証券口座を開く必要があります。個人的には優遇が多いネット証券がおすすめです。

・楽天証券
・SBI証券
・マネックス証券

私は楽天証券を開きました。画面も見やすいほか、投資対象も幅広いです。どこも常に画面や投資対象をブラッシュアップしてますね。

余談ですが、この機会に個人的に推奨しているのはネット銀行です。
私は合わせて楽天銀行を開設しました。手数料等がかからないことが多いほか、コンビニ等のATMも対応しているので、メイン銀行の財布と投資運用の財布を分ける感覚です。また、楽天の場合ポイントが連動してくるので、何かとポイントがためやすくて便利です。

・楽天銀行
・住信SBI

気になる肝心の運用商品については、投資信託、中でも「日経225」や「S&P500」などの「インデックス指数」と呼ばれる数値と連動する投資信託を選んでいます。こちらは選択肢があらかじめ決まっており、そこから選びます。追って実例にてご説明します。

part1はここまで、最後まで読んでいただきありがとうございます。
つづきのpart2、part3はこちらからご覧になれますpart2][part3

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