転職には、年収や仕事内容、今後の会社の成長性、WLBなどなど多くの要素が絡みますが、転職での不安の中でも、年収が減ったり、今後上がっていくかは一人でも家族がいても気になるところでしょう。年収を上げたい、年収より若いうちにキャリアを積みたい、先を見据えてキャリアチェンジをしたい、そういった時には、なんとなく年収を考えるより、なぜ年収アップが必要か、もしくは、いくらまでなら下げても大丈夫か、しっかり見据える必要があります。
まずは、今現在を知ること
まずは何にお金を使っているのかを明確にしましょう。現在の収支、入ってくる給料と出ていくことを把握、特に固定経費はよく見てみよう、家賃やローン、車の維持費(車検も含む)、保険、通信費、食費など必ず使うお金、そのほかに小遣い、あとなんとなく使ってる雑費も予算で月いくらくらいと出してみよう。?私の経験として、前職の時と今を比べると少ない給料と思っていたが、それでも年収が下がってみて、使いすぎていたということに気づかされた。
使いすぎている事実
まず自分を振り返ると、何気なく2シーズンに1着ずつ買ってたスーツや、洋服、靴などの出費に加え、交流費としての外食費、自宅でのお酒代など、今思えば無駄遣いと言えることがあった。小遣いの他に使ってしまっていたのでなおさら。
さて、そこまできたら本格的にプランニングしてみましょう。
1.固定費を削る
2.生活防衛ラインをきめる
3.ライフプランニングシートをつくる
4.今後の方針を決める
1.削りたい固定費9選:年間85万円相当の削減が可能かも⁉
①携帯のプラン ▲60,000円/年
楽天モバイルなら月3,000円など使わない手はない
②保険 ▲~200,000円/年
なくても保証が実はしっかりしてるし、なかなかお世話にならない保険に若いうちにお金をかるのは見直しの対象として大きい。トータルしてマイナス。
③サブスク系 ▲3,600円~/年
使っていないものがあれば、辞める。動画系サイト、ジム、新聞、キャッシュカードの年会費など
④電気料金 ▲20,000円~/年
地域にもよると思いますが。
⑤カード・キャッシュレスを利用する +10,000円~
これは、やってない人にはお勧め。楽天カードならポイントがたまるため、月の光熱費や日々の支払いをカードにすることでポイントがたまります。
⑥缶コーヒー ▲28,000円~/月
私は以前毎日買っていたことがありましたが、家で淹れていくなどすることで1/3以下になっています。たまにはスタバなど買ったりもしますが、毎日のことは知らず知らずに使っているので、意外と大きい。帰り道のコンビニも同じです。
⑦タバコ・酒 ▲~247,200円
タバコはやめてから長くもう少しで10年ですが、ひと箱500円で1日ひと箱となると月15,000円で、年180,000円です。酒もビールで500mlなら1日一本くらいの少なめで、月5,600円、年67,200円。
⑧住宅ローン控除 ▲~300,000円/年×10年など
⑨児童手当など各種手当 プラス。
などなど、知っててやるだけで減らせるものはあるので、見直してみましょう。
2.生活防衛ラインを決める
一体いくらあれば生活が成り立つのか、いくらあれば余裕があるのかを考える。
3.ライフプランニングシートをつくる
日本FP協会https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/
日本FP協会のホームページにありますので、利用しましょう。「家計のバランスシート」「家計のキャッシュフローシート」がエクセルでDLできるので、活用しましょう。書き方は同サイトのほか、「ライフプランニングシート 書き方」などでみてみましょう。
先の計画をざっくりしてみるというのが重要で、予想して動くことで不安が解消されます。
4.方針を決める
生活防衛ラインを知り、ライフプランニングシートが出来上がると、漠然とした不安は実際に厳しいのか、乗り越えられるラインかがおおむねわかります。
計画にはいくら年収が必要なのか、そしていつまでにいくら必要か、車検に向けて今年から積立しとかないね、子どもの進学費もためなきゃ、老後の年金も不安だからある程度準備しないと、など先を見た計画ができるようになります。そのうえで、優先順位をつけてお金を使っていきましょう。
ちなみにわたしは、「モノより共通体験にお金を使う」という方針で、家族との時間を優先するようになりました。
お金の不安を解消するには、名著「バビロンの大富豪の教え」でもあるように、「稼ぎの十分の一を貯蓄」をしてみるのがおすすめです。余裕があればもう少し、もう少しと増やして生活レベルは上げすぎず貯蓄を増やす、そして「貯えたお金を働かせる」ことが書かれています。
わたしは、余剰が出た分は貯金するだけでなく、つみたてNISAやidecoを使って資産運用で老後資金をはじめました。もっと余裕ある分はさらに投資しようか?古くなったものを買い替えようか?たまにはパッと使ってもいいか、など判断しながらつかうようになりました。(追って書きます)
計画的な出費を意識することで、不安が和らぎ、転職やキャリアプランに集中することができます。これは30代でも、40代でも、50代でも間に合う考え方だと思いました。人生100年とまでは言わずとも健康で80歳までと考えてもまだまだたのしく生きたいですからね。
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