「転職」すると、年収が上がることもあるが、逆に大きく下がることもある。そのため、ライフスタイルの中で、お金と向き合い将来を考えるタイミングにもなる。特に家族がいたり、年齢が40歳以上となれば、大事なことだと思っているので、よく相談者にはお伝えしている。それだけ転職とお金、転職と将来の関係は密接だからだ。ここでは実体験も含めてお伝えしたい。
お金に無頓着だった私、あなたはどうだろうか?
お金について考えると細かいとかかっこ悪いという時代があった。そんなことも、日本は世界に置いていかれている理由かもしれない。「武士は食わねど高楊枝」、「宵越しの金はもたねえ」など一度は聞いたことはあるだろう。破天荒な感じかっこいい、そんな考えがバブルを経験した上司にあって若いときはカッコよくも映った。振り返ると日本は失われた30年と言われて、バブル崩壊後からの成長が止まっていた。何年も気づかずに私もまた日本はいけてる国だと思い込んいて、羽振りのいい上司、先輩からの熱い指導をうけて、恩送りが大事だなと、後輩との飲み会に少ない給料からではあったが少なからず奢ったりなど、楽しく過ごさせてもらったのは良い思い出だ。その時はそれが良かったのだ。
「定期預金」はひとつの選択肢
それでも20代の前半は、入社する間に貧乏した経験もあり、月々少しずつ貯金をしていた。そんな20年くらい前の自分に会えるなら話したいことの一つとして、「貯金は定期じゃなく、投資してみたら」と伝えたい。当時としても定期預金は5年10年満期の利息が0.05%などとほとんど意味がなかったからだ。ただ「つかわないで取っておく」んだという目的しか知らなかったし、母からは定期が一番と聞いていたのでわかりやすかった。
「投資」を20年前の自分に教えたい理由
なぜ自分伝えたいのか?それは、「つかわないで取っておく」という目的の他に「将来に向けて増やす」という目的を知ったからだ。そして「お金を働かせる」ことで、20年あれば大きな貯えをつくることができたことが、歴史的に証明されていることを知ったからだ。それほどお金の話は、話す機会もなく秘するもので、誰もが手を挙げて「おれもやってるよ」とも言わないが、とても重要なことな気がするので後輩や友人、高卒社会人1年生になった甥っ子にも伝えることにしている。すぐに取り組んだ人もいれば、「ふーん」の人もいる。それでよいと思っている。
興味を持ったきっかけは「転職」だった
年収が下がったなんかはつきものだし、年齢が上がるほどお金は重要なことだ。わたしは転職をして初めてお金について考えるようになった。年収を100万減らして次の仕事でのやりがいや、将来性を取った。なかなかこれが痛い。嫁に相談してから転職をしたこともあり、収入が減ることに関してはそれほど恐怖はなかったが、当時の私はお金について全く無頓着で、貯金がいくらあって、いくら必要で、なんてことも結婚してからは全部嫁任せだった。わたしの転職を機に、嫁は我が家のライフプランシートを作ってくれて、いつ(何歳)どのライフステージでいくらお金がかかるか先のことを出してくれた。節約を前提とした今までの私にはシビアなタイミングではあったが、今後の景気を考え年収が増えない想定した場合、ギリギリだから節約していこうという話になった。目標が具体的になれば具体策が打てるというわけだ。(今思えば、すばらしい嫁のファインプレー!)
具体策としての改善
いつ上がるかもわからない給料頼みになってしまうのだけは避けたいと思ったの支出をできるだけ減らそうと考えた。
・入ってくるお金が減るので、何かを出費を減らさなければならない。
・貯金しているだけではお金が増えない。そもそも貯金できてない。
・何もしないと毎月±0~マイナスで貯金もできずジリ貧か赤字になる可能性。
削った出費
・私の小遣い(涙。。わかってたけど真っ先に削られた私の小遣いから2万。当初はへこんだがランチも安く済ませるようになり、また飲み会もコロナで減り意外と苦でもない)
・携帯電話の通話料の見直し(私の分は1万以上だったのを3000円くらいに。昨年楽天モバイルに変えて1年間無料で大いに助かった)
・保険の見直し(毎年やってたが、今はほぼ要らないかもとおもっている)
・車の買い替え(燃費の悪いがお気に入りから、燃費やすいコンパクトカーへ)
・洋服代・小物代(洋服はほぼユニクロになった)
・スーツ・シャツ代(スーツは毎年1~2着くらい習慣的に買っていったがほぼ買ってない)
・コロナで毎年の里帰りもなくなった
※こどもの思い出になることに消費はOKというルールを個人的にに作った。
「モノより体験・経験」を重視しようということにした。
そのほか、工夫。
・楽天カードに光熱費など支払いを集中(ポイント獲得を意識するように)
・ideco、NISAを何とか捻出して開始
(毎月NISAは楽天カードで積立引き落としでポイント獲得)
・昨年からヘソクリ投資(詳細は後日)をはじめた。
目的は老後資金、ヘソクリ増やし。手間はかけない。
目的としては①老後資金対策、②わたしのヘソクリ増やし。準備期間を経て2020年の1月から準備実践を開始し、ちょうど一年前6月からスタートした。準備と方法を追って紹介したいと思う。気にしっぱなしの一年だったが、ある程度分かってきたので、使う時間はこれから減って、手間もかからなくなってくると思う。
今後は「稼ぐ」勉強に時間をかける。
現職での自身のレベルアップを図る時間をかけていく。稼ぎを増やす、たとえ会社が潰れても稼げる下地をつくっていくということを目標に掲げている。
以上は、わたしのことですが、
転職の時には年収が減ることもある。
上記は、相談者にもお金について話せるように、自分でやってることを書いてみた。相談に乗る際は、年収が高いに越したことはないが、何のために働くのか、年収が高ければなんでもいいのか、やりたいことがあるなら年収はどこまでの下限が許容範囲なのか、そんなことも考えてほしい。
また、結婚している方はパートナーに相談することをお勧めしている。
これから私の実体験を共有していければと思います。
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