キャリアアドバイザーのYonです。日々、転職活動をサポートし、合格を勝ち取るためにアドバイス、フォローをしています。
今回は、面接前の対策についてです。
面接が久しぶり、中途採用の面接は初めてなど不安が多いのが面接です。私自身、対策もせずに面接に臨み、答えられず焦ったことがあり、準備の大切さを痛感したことがあります。最近はカジュアルな面談形式の面接も多くなってきていますが、だからこそ、しっかりネタを準備することが大事にもなってきています。自分をアピールできているか、どうアピールするかはとても大事です。
ということで、今回は「面接で合格するためのチェック項目5選」として、面接で気を付けることを5つご紹介します。私自身も前職での面接官としての経験やマネジメントでの経験があり、企業担当者や代表者と密に連絡を取ることで、採用ゾーンをイメージできるようにしています。
【コンテンツ】
1.面接で合格するためのチェック項目5選
2.面接対策について
3.まとめ
1.面接で合格するためのチェック項目5選
(1)自分の見た目の印象は客観的に見て大丈夫か?
①清潔感はあるか?
・服がしわだらけじゃないか?
・シャツが黄ばんでないか?
・靴はきれいか?
・匂いは大丈夫?臭くないか?(体臭、口臭、タバコ臭、強めの香水)
・爪の間に黒いものが詰まってないか?
・鞄は清潔感があるか?
等
②身だしなみは問題ないか?
・髪がぼさぼさじゃないか?
・髪型、服装は社風にあっているか?
・歩き方や座った姿勢は良いか?
・顔は暗くないか?笑顔は出せるか?
等
まず、最初の印象の時点でマイナスになることについてはしっかり準備をしたいところです。相手にとっての「生理的に無理ゾーン」にならないこと。第一印象として、マイナス面がないかをつぶしていきます。100点と言わずとも、努力で90点台までは持っていけますので、ここは外さず準備しましょう。面接官を想定して、第三者に確認すると間違いないでしょう。
(2)面接に向けた態度は大丈夫か?
・ため口もしくは上から目線になってないか?
・返事が「うん」や、あいまいになってないか?
・椅子に座った時に、足を開きすぎていないか?
・椅子に座った時に、深く腰掛けているか?
・アゴを引いて話せているか?
等
言葉遣いは丁寧に越したことはない。
たまに社会人らしからぬ言葉遣いや態度の方もいらっしゃいますが、親しみの延長で悪気がないとしても、やっぱりマイナス要因です。マイナスを減らしていく場においては、あまりお勧めできません。長く一緒にいればキャラがわかり、納得する場合もありますが、企業と初対面からやるとうまくいきませんので、心配な方は話し方も練習をしましょう。こちらも第三者と声を出して行うと効果が大きいです。
また、面接は受ける方はもちろんですが、面接する企業側も忙しい中時間をとってますので、「時間を割いていただいてありがとうございます」という、感謝の面があればよりよく感じられます。
第一印象の93%は見た目と態度から。
参考まで、『メラビアンの法則』をご存じでしょうか。話をする際に相手に伝わる情報として、以下と言われています。
・見た目が55%
・声の大きさやトーンに関するものが38%
・話の内容自体が7%
ということは、コミュニケーションで伝わることを全部で100%とすると、話の内容以外(見た目等の印象)で93%です。話の内容の割合は7%しかないとされています。
(3)会話になっているか?
・話が長くなっていないか?
・企業の質問に対して一言で終わってないか?
・エピソードが準備できているか?
「意図」を感じ取り「簡潔」にこたえたい。
面接官も忙しい中時間をとっており、面接は時間が限られているので、まとまってない話や、最初から最後まで話すような話し方は避けたいものです。「結論」を先に話してから「理由は2点あります」など、話し方を工夫して簡潔に伝えていきましょう。
面接官は、あなたに対して、「今後一緒に働くかもしれない」という目線で面接をしていますので、必ず相手の質問には「意図」が含まれています。不器用でもいいので、しっかり意図を汲み取りこたえられるように準備しましょう。
(4)話が矛盾していないか?
・付け焼刃のエピソードになってないか?
・その場の思い付きで答えていないか?
・嘘、大げさになっていないか?
嘘や思い付きは突っ込み対象。
多くの社長や面接官は、日々たくさんの方の面接を行っていますので、嘘や大げさ、ごまかしは敏感に感じられるものです。その場で突っ込みを入れてくる方もいれば、何も反応なくそのまま不合格で終わることもあります。どちらも避けたいところです。また、1次面接と2時面接で話の内容が変わってしまうは避けたいものです。
だからこそ、面接準備として、自分のエピソード等の振り返りから深堀が大事になってきます。話せるようにキーワード等でまとめておきましょう。
(5)質問は準備できているか?
・企業研究は済んでいるか?
・準備している質問が「条件面」だけになっていないか?
等
転職は恋愛に似てる。
転職活動については、しばしば恋愛や婚活に例えられることがあります。企業研究をしてない、ということは相手に興味がない状態お見合いに参加したのも同じです。自分のことだけ聞いてもらって判断してもらえれば、、とは受け身な態度で魅力ないですよね。
質問が条件面ばかりは、嫌われる。
「年収は出ますか?」「残業はほんとに20時間以内ですか?」「有休はとりやすいですか」など、自分が気になる条件ばかり聞く方がいます。自分のメリットばかり気にしていることになりますので、基本的には印象は良くありません、というか悪いです。聞き方を工夫するか、私のような転職エージェントに頼んで聞いてもらうとよいでしょう。
どんな質問がいよいか?
せっかくなので、企業の研究をしっかりして、「今後、入社したら」をイメージして質問を準備しましょう。入社した後はどんなことから始めるのか?1日の流れや1年の流れはどうだろうか?など気になる点が出てくるはずなので、そういった疑問をぶつけていきます。
質問は絶好の自己アピールチャンス。
必ずしも気の利いた質問である必要はありません。真剣に入社したい気持ちをもって、「誠意」と「意図」を持っていれば、質問は熱意として伝わりますので、3つ~5つくらい準備しておきましょう。
2.面接対策について
私は面接の前に求職者と面接の打ち合わせとして、「面接対策」を行っています。面接対策の目的は「面接に受かるため」ですが、私との対話のなかで、求職者が自分自身を知っていただき自信をもって肯定的になり、面接に臨んでいただくこと、実際の面接をイメージしてもらうことを目的にしています。その中で一緒に経歴を深堀し、求職者をより深く知る機会だと思っています。
①第一印象といった入口のこと
②対話によるエピソードの深堀により自分をよく知ってもらう
③企業研究について、ディスカッション
をテーマとしています。
面接対策はコスパ(タイパ)がいい
面接対策を面倒くさがる方がいますが、対策の面談自体は30分~1時間ほどです。準備用に私オリジナルのシートを準備しており、そちらを完成度60点でいいので、と埋めてもらう作業を挟むようにしています。忙しい方はそれをもとに面談なしでアドバイスをメールでします。ただ、私のおすすめはやはり面談することです。面接のイメージができれば、緊張もほぐれますし、深堀はコーチングに近いので、今後のご自身のためになります。なので、対策するのには全部で長くて3時間程度かと思いますので、たった3時間で、現職より条件が良くなるところに転職できる可能性がぐっと上がるということは非常にご本人にとってもメリットがあり、効率が良いと思っています。
3.まとめ
面接対策は行ってるエージェント、行ってないエージェントがあります。また、エージェントでも個人差がある業務です。良いエージェントを見つけてフォローしてもらうことをお勧めします。ネット上にもたくさんの対策は出ていますので見てみてください。
【参考】リベ大 就職転職面接必敗法6選 2024年2月9日配信
※2018か2019年より毎日視聴させていただいてる、生きる知恵満載のおすすめチャンネルです。
https://youtu.be/tpiu9glEGWo?si=xlQTaQbSal9Js5g1
コメント